誉田だんじり祭り

誉田だんじり祭りは、誉田八幡宮秋祭りと同じ9月に合わせて行われる地域のお祭りで、誉田の氏子地域の方たち主催によって行われます。各町会4台のだんじりが、「こりゃせ」という掛け声とともに太鼓や 鉦かね を叩いて、にぎやかに町内を巡ります。

当宮では、神社に4台とも集まる宮入を行っています。境内の砂利の参道をを駆け抜けて宮入りする様は迫力があります。

だんじりとは、疫病退散を願った夏祭りや五穀豊穣や農・漁業の収穫の感謝をささげる秋祭りに曳航され、神社の祭りの一つといえるかと思います。

当宮だんじり祭りの歴史は、河内名所図会（1801年）に記録されています。
当時は、夏の藤まつりに曳航され、だんじりの上部に大きな傘が取り付けられています。

そえられた文章には、「誉田のだんじり、古風にして他の囃子とは違っている。これがだんじりの始まりである」といった内容が記されています。諸説あると思いますが、古くから伝わっていたことは確かです。

当時は3輪のだんじりで、おそらく速度も緩やかであったことと思われます。現在は、岸和田と同じ4輪のだんじりが曳航されています。

だんじり祭りの当日は、出店が並びお祭りの雰囲気を味わっていただくことができます。