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  2. 足場作成-令和6年1月22日~

足場作成開始ー1月22日

1月22日より、足場の施工が始まりました。

今の単管パイプは、ネジで止めるタイプではなく、杭の部分を穴の部分に打ち込んで組み合わせていくようです。その為、とても施工が早いように思いました。※一部にはネジ式のものを使用しているところもあります。

拝殿北側から、足場組立が始まっている様子です。

南側も順調に進んでいる様子です。

一日でここまで進みました。

足場の外側が完成いたしました。完成するまでに、大体1か月ぐらいかかりました。

当宮の拝殿の周りには、樹木が生えているため完全にシートで被うことができず、一部は樹木をよけて足場を組む形となりました。  
シートを張るのが大変だったことだと思います。

この後は、足場の通路部分に板を敷く作業になりました。
      後

廃材処分のための滑り台
南側本殿寄りに滑り台が設置された踊り場が設けられており、こちらに廃材を集めこちらから、廃材回収のコンテナに滑らせて満タンになるとトラックで回収といった手順になっているようです。
上手いことなってますね。

完成した足場の内側部分

拝殿南側に、スロープ状の登り口があり、こちらから登って時計回りに回っている様子になります。

修復前の屋根の状態

改めて近くで見ると、瓦を並べる軒先の垂下・瓦のずれやいぶしが消失し、土への還元化が確認できます。
土への還元化が進むと、瓦の強度が下がり吸水率が高まってしまうようです。

足場から撮影した拝殿の屋根です。

拝殿北側の瓦の様子です。瓦の色が変色しています。

拝殿の北側の屋根、斜めから撮影した様子です。

特に、北側の瓦が激しく劣化していました。これは、近くに樹木が生い茂っていることなども影響しているようです。今後は、もう少し樹木の剪定を行い現在の状況を改善していく予定です。

西面 軒先瓦の位置から段々とずれていることが確認できます。

東面 こちらは、瓦を支える土台である垂木自体が、垂下しています。

足場上部から確認した状態

北側の足場から観察すると、はっきりとずれていることを確認できます。

足場の上から、拝殿の屋根の様子です。上部の方にずれがあります。

東側の足場から、撮影。

足場が完成し、ここから、瓦・瓦を固定している土の撤去に移っていきます。

拝殿の彫刻

獅子が梁らにかみついて、支えている様子です。

当宮では、獅神もしくは、鬼面と呼んでいます。柱を、噛んで支えているデザインで、噛む(しがむ)と獅神(ししかみ)をかけているものと思われます。

             

力持ちが、柱を支えているデザインの木彫りになっています。

力神 力持ちが建物を支えているデザイン。細かいところまで、江戸時代の方たちの、こだわりを感じることができます。

木彫りの竜が移っています。

双龍  拝殿正面の柱にあしらわれているうちの一つ。髭の部分は銅でできています。

木彫りの仙人に様子です。

仙人1 おそらく、八仙(中国の七福神のような存在)の内の一人だと思われます。肩に猿のような動物を担いでいる様子(現在は、頭の部分が外れています)

木彫りの仙人の様子です。杖のようなものを持ち、上を見上げています。

仙人2 八仙の内の一人。杖のようなものを持っているため、八仙の中の李鉄拐(りてっかい)であると思われます。